Macが寝たら切れる
手足がMacにある以上、Macが寝るとセッションは止まります。ネットが10分以上切れると、サーバーモードは自分から終了します。外出前にスリープを止めておくのが対策。
iPhoneで文字を打つと、Macの中のファイルが書き換わる。あいだに何がいて、どこで「考えて」、どこで「手を動かして」いるのか。実際に動いている構成を、そのまま図にした。
iPhoneは「目と口」。Anthropicのサーバーが「頭脳と郵便局」。あなたのMacが「手足」。
よくある勘違いは「Cursorを通ってサーバーに行く」という理解。実際はCursorは通り道ではなく、Macの中にある“ただの入れ物”です。信号はiPhoneからAnthropicへ、そこからMacへ。Cursorは経路上にいません。
この仕組みに出てくるのは3人だけです。それぞれの「担当」がはっきり分かれています。
あなたがiPhoneで「commit & push」と打ってから、Macのファイルが変わって画面に返ってくるまで。番号は実際に起きる順番です。
あなたが1回打つと、返事が1つ返る。その1回のあいだに、頭脳(Anthropic)と手足(Mac)は何十往復もしています。「ファイルを見せて」「はい中身です」「じゃあこの行を書き換えて」「書きました」──これがひたすら続く。
iPhoneのセッション一覧には2種類あります。パソコンのマーク(緑の点)= Macで動いているもの。雲のマーク= Anthropicの使い捨てマシンで動いているもの。同じ画面に並んでいますが、中身はまったく別です。
| できること | Remote Control(Macで動く) | クラウドセッション(雲) |
|---|---|---|
| Macを閉じたら | 止まる | 動き続ける |
| 音声ファイル・外付けHDD | 使える | 使えない |
| 自分のスキル・開発マニュアル | 使える | 使えない |
| MCP(Gmail・Notionなど) | Macの設定がそのまま使える | クラウド側で別に設定する |
| 何本も並列で回す | Macの性能しだい | 得意 |
| GitHubにないリポジトリ | そのまま使える | まとめて送れば可(押し戻しは不可) |
| 会話の記録の置き場所 | Anthropicのサーバー | Anthropicのサーバー |
iPhoneに接続済みのセッションが2つしかないのは、設定が足りないからでも、上限があるからでもありません。Macで動いている claude 本体が、ちょうど2本だからです。Macを実際に調べた結果がこれでした。
$ ps ax | grep claude
3884 claude (Cursorの拡張が起動した本体) ← セッション1
3965 claude (Cursorの拡張が起動した本体) ← セッション2
バージョン: 2.1.251
ルールはシンプルで、ふつうのやり方だと「claude 本体1本 = iPhoneに出るセッション1つ」。だから増やしたければ、本体を増やすか、1本で何本も面倒を見られる「サーバーの立て方」に変えるかの2択になります。
Claude Codeで /config を開き、Enable Remote Control for all sessions をON。以後、Cursorで開いたセッションが全部iPhoneに並びます。今の「2つしかない」に一番早く効く手。
そのフォルダで1本立てておくと、iPhoneの「+新規セッション」から何本でも作れます(最大32)。--spawn worktree を付けると、セッションごとに作業場所が分かれて衝突しません。
cd ~/src/learningADS
claude remote-control --spawn worktree --name "learningADS"
Macを閉じてよくなる代わりに、音声・外付けHDD・自分のスキルは一切使えません。md編集・調査・PR対応だけの作業向き。iPhoneの「+新規セッション」でGitHubのリポジトリを選ぶだけで始まります。
手足がMacにある以上、Macが寝るとセッションは止まります。ネットが10分以上切れると、サーバーモードは自分から終了します。外出前にスリープを止めておくのが対策。
ファイルの中身と実行はMacの中で完結しますが、画面に出た文章はAnthropicのサーバーに保管されます(端末間で同期するため)。機微な内容を扱うリポジトリでは意識しておく価値があります。
Claudeが「これ実行していい?」で止まると、気づくまで進みません。/config の Push when actions required をONにすると、その瞬間にiPhoneへ通知が飛びます。